人気のメーカーに就職しよう!業界動向と内定獲得のための必勝法を教えます

 2023年9月7日

志望するのはメーカー業界ですね?どうしてでしょう?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Bさん

人々の暮らしのためにモノ(製品)を作るといった仕事に、興味があって!

素晴らしいですね。一方で、メーカーは人気が高いので、内定を獲得するのが難しい面もあります。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Bさん

はい。有名企業なら、倍率がものすごく高いのは想像できています。どう対策したらいいですか?

では、メーカー業界から内定をもらうための秘訣を紹介しましょう。仕事内容や就職するメリット、業界が求める人物像から内定獲得までの対策法まで。”本気で”メーカー業界を目指す人はぜひ参考にしてください。

キャリアアドバイザー 平崎

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メーカー業界の仕事内容と業界の実態

メーカー業界の仕事内容と業界の実態

メーカー業界とは、「モノ(製品)を作り、販売することが目的とされる業界」です。製造業は日本の国内総生産の2割を占める基幹産業で、高品質で海外からの注目度も高いことから、日本の経済と文化の発展を支えてきました。

そんなモノ作るメーカー業は様々な分野に分かれており、販売先によっても業務内容や目的が異なってきます。ここではそんなメーカー業界の仕組みから分類されるメーカー、主な職種などについて解説していきます。

様々な種類に分けられるメーカー業界

メーカーは、企業の規模や製品によって作られ方から消費者に渡るまでの過程が異なります。具体的には、素材の加工から組み立てまでの全工程を自社で行ったり、素材加工や組み立てなどの一部だけを担う企業があるというわけです。

メーカー

そんなメーカーは手掛ける製品によって「素材メーカー」「加工・組立メーカー」「自社生産・加工メーカー」の3つに分類されます。具体的な分類分けは下記のとおりです。

    【素材メーカー】

  • 化学素材
  • 重工
  • 樹脂
  • ゴム
  • 鉄鋼
  • 非鉄金属
  • ガラス素材

    【加工・組み立てメーカー】

  • 自動車
  • 食品
  • 電機
  • 医療器具
  • 衣料品

    【自社生産・加工メーカー】

  • 化粧品
  • 医薬品

メーカーの仕組みから上記のように分類されますので、メーカー業界を目指す際にはそれぞれの分類をしっかりと把握しておきましょう。

また、製造の仕組みの他にも、どこを取引相手とするかによって仕事内容も異なってきますので、次節より確認していきましょう。

「BtoB」「BtoC」による取引相手の違い

メーカー業界は、「製品を誰に販売するか」によっても分類されます。具体的には企業向けに製品を作っているBtoB(=Business to Business)と、消費者向けに製品を作っているBtoC(=Business to Consumer)です。

  • BtoB→部品や部材メーカー、素材を作る化学・鉄鋼・非鉄金属・ガラス・土石メーカー、ITシステムを構築する企業などが当てはまります。

  • BtoC→食品や化粧品など、店頭で消費者が購入できる製品を作っている企業が当てはまります。

上記のように、誰に販売するかによって仕事内容が異なりますが、例外もいくつかあるので覚えておきましょう。

たとえばキリンビールは食品という事で一見BtoCというイメージが強いと思いますが、実際はコンビニやスーパーなど、直接消費者を相手にしていないという、「BtoC企業だけど、仕事内容はBtoB」です。

反対にBtoC企業でもBtoBが存在するケースもあり、たとえば三菱UFJやみずほ銀行などといったメガバンクは個人相手よりも法人向けの取引が主体です。

このように、企業によっては取引相手が異なる場合もありますので、しっかりと詳しい内容について確認するようにしてください。

メーカーの具体的な職種

メーカーの全体像を理解したら次に、具体的な職種について勉強していきましょう。

【営業】

顧客企業や流通に適切な製品を提案・販売を行います。メーカーの営業は主に、自社製品を納めている他メーカーや企業、小売店、卸問屋などを回り、継続して契約を取る「ルート営業」と、新たな販売ルートを開拓する「新規営業」の2つになります。

【生産管理】

製品が一定の品質と、市場に応じた適切な製造量を保てるよう、スケジュールや計画を立て、生産ラインと製造量を管理する仕事です。原材料の発注先の決定や値段交渉、納期管理や在庫管理、作業員の割り当て、工程管理、品質管理の全てを行います。

【商品企画】

市場のニーズを調査・分析し、既存品の改良や新製品の方向性を提案する仕事です。セールスツールやキャンペーンの企画、デザインや試作、工場への生産指示なども行うケースもあり、アイディアがカタチとなることからやりがいを実感しやすく、人気の高い職種です。

【研究開発】

製品を生み出すための技術を研究する仕事です。既存品の改良や新製品の開発に携わり、素材メーカーや自社生産・加工メーカーでは基礎研究も行われます。地道な作業ではありますが、成果が出たときには大きなやりがいを感じる職種です。

【製造】

工場などの生産ラインで実際にモノ作りに携わる仕事です。設計された図面から実際に製品を作ることを目的に、改良を重ねながら製品を作り上げます。まさに製造業というべき仕事と言えるでしょう。

【広報】

自社製品の魅力を消費者に伝える仕事です。マスメディアやインターネットなどがメインで、近年ではSNSなどの需要も高まっていることから、IT分野として力を入れている企業も増えてきています。

扱う製品や企業によって細かな仕事内容が異なる部分もあると思いますが、メーカー業界は上記の職種から成り立っていますので、どの職種を志望するのかをしっかりと考えておきましょう。

予想されるメーカー業界の今後

メーカー業界の今後については下記の2点が予想されます。

  • 世界からの支持の高さから業界としての安定は保たれる
  • AIや機械化によって「働き手」に変化が起きる

日本の生産技術は世界でもトップレベルと言われており、多くの世界・企業から高い評価を得ています。世界の人口は増加傾向にあることから、日本の製品はますます需要が高まりますので、たとえ日本で需要が落ちてきたとしても、世界各国からの支持率の高さによって業界としての安定は保たれ続けるでしょう。

実際に、様々な国において日本企業の工場が建てられていますから、一気に下落するといったことはなく、“モノを欲している人がいる限り、メーカー業界はなくならない“といえるでしょう。

また、メーカー業界ではサービスや製品の長期化を目指し、プラスαの価値を生み出そうという動き出しがあることや、収益を得る仕組み作りに力を入れていれています。

しかし、働き手の人材不足から「機械化」が急速に進められており、さらにはAI化も進んだことによって、「作り手」の採用枠が少なくなっている傾向にあります。

反対に機械化が進むということで、機械を管理する人や、機械化をサポートするための人材の需要が高まっていることになりますが、業界全体としては、「人気も高いうえに採用枠が少ない=高倍率業界」となるため、就活生は少ない採用枠を勝ち取るための万全な対策は必要となるでしょう。

メーカー業界に就職するメリット

メーカー業界に就職するメリット

メーカー業界の仕組みを理解したら次に、メーカー業界に就職するメリットを見ていきましょう。メーカー業界は人気が高いだけあって、他の業界にはないような様々なメリットが存在します。

業界の魅力を知ることで就活へのモチベーションにもつながると思いますので、しっかりと確認していきましょう。

業界全体が安定している

メーカー業界の今後でもお話ししたように、メーカー業界は全体的に安定しています。メーカーは人々の生活に必要な製品を作り出すのが仕事のため、流行りに左右されることはほとんどありません。

それに、日本の技術は高度で、世界からの人気も非常に高いため、人がモノを必要としている限りなくなることのないのです。

さらに細かい話をすると、モノ作りの過程において、上流工程ほど経営が安定すると言われています。つまり、素材メーカーや部品などは特に安定しているというわけです。

たとえば、自動車が売れなくなると自動車販売をしているトヨダや日産といった企業は直接的にダメージを受けることとなりますが、部品だけを提供している企業は取引相手をSUBARUやスズキに変えればいいだけの話ですので、さほどダメージを受けません。

このように、素材や部品を扱っている企業は特に強く、メーカー業界の安定を代表しています。素材や部品は最終製品のように社名の刻印などがないため、会社としての知名度は低いですが、実は安定していて業績もいい、隠れ優良企業ですので覚えておきましょう。

仕事へのやりがいを感じる場面が多い

メーカー業界では、人々に必要とされているもモノを作る業界という事で、達成感ややりがいを感じることが多いです。

自分のアイディアが製品化されることに対する喜びや、実際に消費者が利用しているのを見たりなど、様々な場面においてやりがいを感じるのが「モノ作り」を行うメーカー業界ならではのメリットでしょう。

さらに製品を作り上げていくことで技術面も身につくため、転職もしやすいというメリットもあります。技術面は実際に作業しないと身につきませんので、高技術と言われる日本においてそれらを仕事にできるのは大変貴重です。

これらは、「ものづくり大国」といわれる日本におけるメーカー業界だからこその大きなメリットです。

給料が高く、待遇面も充実している

メーカー業界は給料が高く、待遇面も充実しており、休みもきちんと取れるという、ワークバランスの取りやすいホワイト企業が多い傾向にあります。

メーカーは業界全体が安定傾向にあり、それはつまり売り上げがあるということから、安定した高水準な給料へとつながるのです。また、安定した事業という事で休みもきちんと取れたり、福利厚生や待遇面も充実しています。

ただここで勘違いしないでほしいのが、安定しているからといって仕事が楽というわけではないということです。メーカー業界はとくに、モノを作る仕事という事で納期に追われることも度々ありますし、工場勤務となれば重労働を強いられます。

仕事の忙しさや責任感、重労働といった面を考慮しての高水準給料、充実した待遇面ということを覚えておきましょう。

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メーカー業界に求められる人物像とスキル

メーカー業界に求められる人物像とスキル

メーカーの分類や扱う製品は様々ですが、実は求められる人物像はメーカー業界において共通されています。では一体どんな人が求められているのでしょうか?

ここではそんなメーカー業界に求められる人物像とスキルについてご紹介していきます。自ら業界が求める人物像へと近づけば、内定にもグッと近づけますので、しっかりと確認しましょう。

世の欲しいものを読み取る力がある人

メーカー業界では、世の欲しいものを読み取る力がある人が求められます。メーカー業界は人々の暮らしのために必要なモノ(製品)を作ることが仕事のため、この能力は欠かせません。

具体的に、世の欲しいものを読み取る力とは、「トレンドに敏感」で、「学ぶ姿勢」があり「好奇心旺盛」な人のことを指します。

モノを作るということは、人々が今何を求めているのかを読み取らなくてはいけないため、トレンドに敏感な人がとても重宝されます。なぜならトレンドに敏感な人は周りをよく見ており、いろんなことに興味を示しているからです。

ただ、トレンドに敏感なだけでは良い製品を作ることはできませんので、「なぜ必要なのか」「どう必要なのか」「何が必要なのか」をより深く追求するための、学ぶ姿勢や好奇心旺盛さが重要となります。

これらすべてを兼ね備えることで、世に必要とされているモノが何かを気づくことができますし、良い製品を作り上げることができるのです。

緻密な作業が得意で、集中力がある人

メーカー業界では、緻密な作業が得意で、集中力のある人が求められます。人々の生活を支えるために必要なモノを作る仕事ということで、ミスが許されない環境のもと働くため、これらの能力は欠かせないのです。

メーカー業界は入社後にも覚えることがたくさんありますので、覚えることの多さに大変と感じたり、緻密な作業に嫌気が刺す人もいるでしょう。

しかし、メーカー業界は人々の暮らしのために必要なモノを作ることが仕事であるため、“人のために“という思いのもと、どんな仕事もこなしていかなくてはならないのです。

そのためには先ほどの、好奇心旺盛さなども重要になりますが、根本的な性格の部分も重要となりますので、「細かい作業が苦手」「集中力が続かない」という人にはメーカー業界は厳しいかもしれません。

“縁の下の力持ち”としての役割の担う覚悟がある人こそが、メーカー業界に求められる人材です。

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チームワークを大事にできる人

メーカー業界では、チームワークがとても重要になります。なぜならチームワークがないと良い製品を作り上げることはできないからです。どんなモノも、みんなで力を合わせないと完成させることはできないのです。

また、多くのメーカー企業は終身雇用を前提に採用していることから、長い期間一緒に仕事をしていくために協調性があるかどうかを重要視する企業が多いのです。

まして、一緒に一つのモノを作り上げるというのが仕事ですので、仲間の意見を尊重し、大切にしていけないと会社という組織で生き残ることはできません

時に意見が合わない時はあると思いますが、チームとしてお互いを尊重しあえることがとても大切ですので、協調性があることを積極的にアピールしていきましょう。

パソコンスキルや語学力がある人

実はメーカー業界では、「パソコンスキル」や「語学力」がある人が非常に重宝されるのです。なぜなら近年、メーカー業界におけるパソコンへの需要の高さや、グローバル化による海外との接触が密になっているからです。

メーカー業界の今後でもお話ししたように、最近では機械化やAIへの依存が高まってきています。そのため、機械を管理するためにパソコンスキルを兼ね備えた人を求めるようになったのです。

さらに近年では、“すべてのものがインターネットにつながっていく”という意味のIoTの参入に力を入れており、スマホと家電が連動された「IoT家電」の需要が高まっています。

IoT家電とは、スマホと家電とが接続され、スマホで屋外から屋内のIoT家電を操作することで出来るもので、これらの開発によってますますパソコンスキルはメーカー業界にとって必要なものとなったのです。

そして、日本の高度な技術によって生み出された製品は各国から人気を博していることから、グローバル化が進んでいます。そのため、海外との取引ややり取りのために語学力を求められるようになりました。

メーカー業界に受かるための対策と絶対条件

メーカー業界に受かるための対策と絶対条件

メーカー業界は、緻密な作業や開発などを行う事から、理系学生を中心に、優秀な学生が集まる傾向にあります。つまり、ただでさえ人気の高い業界なのに、ライバルの質も高いという超難易度業界というわけです。では、そんなメーカー業界に受かるためにはどうすればいいのでしょうか?

ここではそんな、メーカー業界に受かるための対策と、受かるための絶対条件をご紹介していきます。これを読めば、文系学生でも、学歴に自信がなくても内定獲得を狙えます。

徹底した業界・企業研究を行う

メーカー業界を目指すためにはまず、徹底した業界・企業研究が必要になります。自分が志望するメーカーの分野はもちろん、業界全体の仕組みもしっかりと理解を深めていきましょう。

「業界地図」などを用いり、業界全体の仕組みやメイン企業、主な取引先や売上高などを細かくチェックしていきます。そしてそこから、“なぜメーカー業界を選んだのか”を自分の中で明確にしてください。この、“なぜメーカーなのか”が明確でないと、自分の思いを伝えきることができないため、業界研究と合わせて考えていきましょう。

そして次に、気になる企業についても徹底的に調べていきます。同業他社と比較することによって、“なぜこの企業なのか”が明確になりますので、しっかりと見出していきましょう。業界同様、“なぜ他の企業ではなく、この企業なのか”がハッキリしていないと、内定は狙えません。

実際に面接においても「なぜメーカー業界なのか」「なぜこの企業なのか」といったことを質問されることもありますので、業界・企業への理解を深めるのと共に明確にしておきましょう。

どう活躍していきたいのかを明確に語る

メーカー業界に受かるためには、その会社を通してどう活躍していきたいのかを具体的に語る必要があります。「その会社に入社することでどのような価値を提供していきたいのか」「どんな製品を生み出すことによって社会貢献していくのか」などを語ることが、メーカー業界に受かるための秘訣です。

そのためにも、将来のビジョンが明確でなければいけません。自分の中での人生計画や目標がハッキリしていないと、会社で飛躍などできませんし、そのような人材を企業が欲しがるわけがありません。

また、多くのメーカー企業では終身雇用を前提にしているため、長く勤めてくれるかどうかも重要な採用基準となります。長く働いてくれるかどうかは、学生がどう活躍していきたいのかという、人生計画(将来のビジョン)から見極めることができますので、「長く働いていきます」という思いを伝えるためにも、将来のビジョンをしっかりと明確にしておきましょう。

インターン参加実績が強みになる

メーカー業界では、インターン参加実績が非常に強みとなります。なぜならメーカー業界では“スキルを身につけている”人が非常に重宝されるからです。

インターンシップに参加すれば、実際に現場を見ることができますし、職業体験を通して仕事に必要なスキルを身につけることができます。そうすれば入社後、即戦力として働くことができますし、スキルのない同期と差をつけることもできます。

また、企業は売り上げのためになる人を欲しいと思っていますので、入社後すぐに売り上げに貢献できる学生を欲しがらないわけがないのです。それに研修や仕事を教えるといった手間も省けるため、インターン経験者学生は企業側にとっても争奪戦となります。

ですから、企業から欲しいと思われる存在になるためにもインターンシップに参加し、スキルを身につけておきましょう。近年ではAI化の発達もすごいですので、AIに仕事を奪われないためにスキルを身につけておくことが重要です。

とくに文系学生は学校で専門的なことを勉強してきたわけではないので、どうしても理系よりも弱くなりがちですから、インターンシップを通してスキルを身につけておきましょう。

「パソコンスキル」や「語学力」がある場合はアピールする

メーカー業界に求められる人材でも述べたように、近年のメーカー業界では「パソコンスキル」と「語学力」の需要が非常に高まっています。ですから、これらがある場合には積極的にアピールしていきましょう。

ただ「パソコンできます」「英語話せます」では信ぴょう性がありませんので、それらを証明するための資格などを取得しておくと良いでしょう。パソコンスキルなら、MOSやITパスポート、語学力ならTOEIC850点以上などを目指すと良いです。

また、これらの能力を具体的にどう活かしていきたいのかも合わせて語るようにしてください。企業にとって魅力的な能力ではありますが、それを発揮しなければ何の意味もありませんので、「この能力を具体的にどう使い、どう企業に貢献していくのか」を語りましょう。

主なメーカー会社の売上高と平均年収

主なメーカー会社の売上高と平均年収

最後に主なメーカー会社の売上トップ企業を業種ごとにご紹介しています。メーカー業界を志望するうえで全体像を把握しておくことは大切ですので、覚えておきましょう。

[水産・農林]マルハニチロ株式会社

日本を代表する大手食品会社。冷凍商品をはじめ、缶詰やカップゼリーなどといった誰もが一度は食べたことのある食品を作り続けている会社です。

「私たちは誠実を旨とし、本物・安心・健康な『食』の提供を通じて、人々の豊かなくらしとしあわせに貢献します。」という企業理念から、主体性やチャレンジ精神を大切に顧客との信頼を創造しています。

[鉱業]国際石油開発帝石株式会社

国際石油開発と帝国石油の経営結合により、2006年に株式移転した国際石油開発帝石(INPEX CORPORATION, Limited)。日本最大手の石油・天然ガス企業です。

国際石油開発帝石は国際的な環境下で、長期的視点から大きなプロジェクトを動かすことに注力していることから、社会的責任感がある人や語学力のある人が好まれる傾向があります。

[食品]サントリー食品インターナショナル株式会社

サントリーホールディングス傘下の清涼飲料事業子会社です。コーヒー飲料のボスや、サントリー烏龍茶、リプトン、ペプシといった、誰もが一度は飲んだことのある飲み物を提供しています。

「やってみなはれ」というチャレンジ精神旺盛の社風から、次々と日本を代表する商品を世に送り出している大企業で、これからの成長にも期待が持てます。

[繊維製品]東レ株式会社

合成繊維・合成樹脂をはじめとする化学製品や情報関連の素材を扱う日本最大手企業の東レ。社名の「レ」は、再生繊維のレーヨンの「レ」の字を意味するそうです。

家庭用浄水器「トレビーノ」やメガネのレンズクリーンシート「トレシー」など、科学技術を軸に様々な製品を開発し続けている東レはこれからもメーカー業界の最先端として成長し続けることが予想されます。

  • 社名:東レ株式会社
  • 売上高:2兆2,285億2,300万円(連結)
  • 平均年収:932万円

[パルプ・紙]王子ホールディングス株式会社

「王子製紙」などの企業を傘下に持つ、王子グループの持株会社の王子ホールディングス。業界内1位の売上高を誇る、製紙業界最大手の会社です。

「斬新な発想による“チャレンジングなモノづくり”を通じて、社会の潜在ニーズを充足する“革新的な価値”を提供してまいります。」という企業理念から、モノつくりへのこだわりの強さが伝わります。

[化学]株式会社三菱ケミカルホールディングス

三菱グループの化学系メーカーの三菱ケミカルホールディングス。日本最大の総合化学企業として、ダウ・ケミカル、BASF、デュポン、バイエルなどの大手と肩を並べます。

2025年のビジョンとして、「”Good Chemistry”を基盤として”KAITEKI”を実現する企業を目指す」と掲げていることから、これからもさらなる成長が期待されます。

[医薬品]武田薬品工業株式会社

国内最大手としてトップの売上高を誇る武田薬品工業。「アステラス製薬」「第一三共」「大塚ホールディングス」「エーザイ」とともに、国内5大医薬品メーカーの1つです。

主要製品のアリナミンをはじめとして安定した売上高を守り、また、「優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する」という企業理念からさらなる進化を遂げいる企業です。

[石油・石炭]ENEOSホールディングス株式会社

2020年にJTXGホールディングスがJTXGエネルギー株式会社と経営結合し、会社の名称を変更した石油精製・販売大手のENEOSホールディングス。

「地球の力を、社会の力に、そして人々の暮らしの力に。エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献します。」という企業理念から、挑戦と向上心にあふれた熱意を感じさせ、ますますの成長に期待が持てます。

[ゴム製品]株式会社ブリヂストン

乗用車やトラック、バスなどのタイヤを中心に、自動車関連の部品などの化工品も手掛けるゴム製品最大手のブリヂストン。最高の品質を提供することで社会貢献を目指しており、成果を上げ続けることで世界を代表する企業となりました。

ちなみに社名は創業者の石橋正二郎から「橋=ブリッジ」と「石=ストーン」を合成したもので、「ストーンブリッジ」では語呂が悪いので、逆さにして「ブリヂストン」になったそうです。

[ガラス・土石製品]AGC株式会社

高橋一生さんがCMを務めていることでも有名なAGC(旭硝子)。建築材料や自動車向けのガラスを中心に、電子部材やその他の化学関連素材を製造・販売している日本最大手のガラスメーカーです。

2007年9月8日に創立100周年を機に、単体の略称であった「AGC」を全世界的な統一ブランドとして定着させる旨を発表、世界的な広告展開を実施中です。

[鉄鋼]日本製鉄株式会社

日本製鉄は最大手の鉄鋼メーカーであり、エンジニアリング事業や化学事業、システムソリューション事業など5つの事業を有する日本製鉄グループの中枢を担う事業持株会社です。

「総合力世界№1の鉄鋼メーカーになること」というビジョンの通り、自動車・造船・建築・鉄道・容器など幅広い分野で日本製鉄の生産した鉄が利用されています

[非鉄金属]住友電気工業株式会社

自動車関連製品、情報通信機器、電子部品、産業素材などの幅広い事業を行う、非鉄金属メーカー最大手の住友電気工業。世界五大陸40か国以上に約390社があり、社員数は27万年を超えるマンモス企業です。

最近では、従来の電線事業の他に光ファイバーの製造技術による光通信システム、粉末治金、超硬合金、半導体材料などの新素材などの新分野の開発も多くしている、メーカー業界を代表する企業です。

[機械]三菱重工業株式会社

川崎重工業、IHIと共に三大重工業として日本の経済を支えている三菱重工業。三菱UFJ銀行、三菱商事と並ぶ三菱グループ御三家の一角です。

製品数は700を超え、「機械のデパート」と呼ばれるほど、メーカー業界の代表として活躍し続けている三菱重工業。主翼製品は、船舶・エネルギー関連機器・産業機械・航空機・ロケットなどです。

[電気機器]株式会社日立製作所

日本最大手の電気機器メーカー企業である日立製作所。環境性や節約・省エネ意識の高い冷蔵庫や洗濯機などの、生活をする上で欠かせない機器を手掛けています。

かつては積極的な事業の多角化によってリーマンショック時に大きな赤字を出してしまったが、近年は不採算事業からの撤退を進め、収益性の高い事業に集中することで黒字を定着させています。

[輸送用機器]トヨタ自動車株式会社

日本最大手の自動車メーカーであるトヨタ自動車。トヨタの車が売れる理由は何といっても“優秀な市場調査”です。常にお客様のためという精神から車を作り上げることによってトヨタの人気は保たれ続けています。

トヨタの人気は日本だけにとどまらず、世界中で人気を博しています。企業理念だけでなく、実績を残せるほど優秀な製造技術はメーカー業界の鏡といえるでしょう。

[精密機器]オリンパス株式会社

医療事業・科学事業・映像事業の3つの分野で、「内視鏡」「顕微鏡」「デジタルカメラ」「小型録音機」などの光学機器、電子機器を製造・販売しているオリンパス。

オリンパスは海外売上高率も高いのが特徴で、選考においても学生に「語学力」を求める傾向にあります。グローバルに仕事をしていきたい人は志望を検討してみましょう。

おわりに

メーカー業界は、人々の暮らしのためになる製品を作ったり、自分のアイディアが製品化されたりなど、やりがいを実感しやすい仕事という事で、とても人気が高いです。

そんなメーカー業界は多くの学生が集まるだけでなく、ライバルの質も高いことで有名で、毎年多くの学生が内定獲得に苦戦しています。ですから、そんなメーカー業界を目指すためには相当な覚悟と対策が必要になります。

まずは業界の仕組みを理解し、自分をどのようにアピールしていけばいいのか、対策を打って行きましょう。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

~就活生へのメッセージ~

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